音楽ノート

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ロンドン交響楽団

ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲は、数あるヴァイオリン協奏曲の中で王様といえる大曲です。ロンドン交響楽団の分厚い弦は、まさしく王者の風格です。ラクリンのカンデツァは、実におみごと。聞きごたえ十分でした。

大曲のあとは、超大曲マーラーの5番です。オケも超大編成で、左側にチェロとコントラバスを配置しているので、かなり窮屈そう。第1楽章からマーラーの世界にぐんぐん引き込まれていく。第2楽章の冒頭の激しい音楽もみごと。息つく暇のない大音楽絵巻が繰り広げられる。第3楽章は明るく楽しい音楽だが、ときどき暗い影も現れる。とてもマーラーらしい音楽。強い音の部分と弱い音の部分のコントラストがあって興味深い。第4楽章は有名なアダージェット。とても美しい音楽。弦とハープだけの演奏ですが、弦は超大編成なので厚みはたっぷりでした。第5楽章の頭の木管のかけあいはとても上手いし聞いていて楽しくなる。マーラーの音楽の奥深さを感じる演奏でした。

曲目

ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲

マーラー 交響曲第5番

ヴァイオリン ジュリアン・ラクリン

指揮 チョン・ミョンフン

2006年3月9日(木) 19:00開演

広島郵便貯金ホール